基本給にプラスされるいろんな手当の話

夜勤手当と夜勤明けの過ごし方

介護を必要とする利用者が入居する施設では、夜勤の介護職の存在が必要です。特別養護老人ホームや介護老人保健施設、介護付き有料老人ホームなどが該当します。夜勤に入ると夜勤手当が支給され、夜勤の回数に応じてひと月の夜勤手当の総額が増減します。夜勤一回あたりの夜勤手当は介護事業所によって異なり、一回あたりの支給額がひと月の収入に影響します。手当額の詳細は求人情報に明記されているので、必ず確認して納得できる求人に応募しましょう。

夜勤は夜勤手当が支給されることから、収入を重視する介護職に人気の働き方です。ただし、無資格・未経験の場合、研修期間などの一定期間は仕事に慣れるために日勤のみの仕事からスタートすることが多いです。その間は夜勤手当がつかないので、最初から満足できる収入を得られるわけではありません。この仕事の流れも事業所によって異なるため、事前に確認してください。

安定した収入を得るには夜勤は最適ですが、夜勤明けの過ごし方次第では疲労が取れないまま次の出勤日を迎えることになるため注意が必要です。疲労が蓄積されていくと体調を崩し、夜勤を続けること自体が難しくなります。日勤と夜勤の交替勤務によって陥りがちな、生活リズムの乱れには十分に注意を払いましょう。

できるだけ夜間にしっかり眠れるように、夜勤明けの日中は数時間の仮眠程度に留めておくようにします。この過ごし方を心掛けることで、日中は活動して夜間に眠るという一定の生活リズムを保ちやすくなります。体調を崩すと収入に影響します。夜勤手当の恩恵を受け続けるために、夜勤明けの過ごし方にも気を配ることがおすすめです。